
口を閉じて両方のナーディー(両鼻)から、喉から心臓に至るまで息が触れる音でゆっくりとパヴァナ(プラーナ)を引き入れる(吸う)。
ハタ・プラディピカーより
概要
ウジャーイは「勝利する」という意味です。
喉(声門)を半分閉じて寝息のような音を出す呼吸法です。
古典テキストのハタプラディピカーに掲載されており、エイトクンバカ(8つの呼吸法)の1つです。
心や霊性に影響を与えます。
テクニック(初級)
- 快適で安定した姿勢で、真っ直ぐ座ります。

- 声門を部分的に収縮させ、摩擦音を生じさせながら、ゆっくりと息を吸います。
- 声門を部分的に収縮させ、摩擦音を生じさせながら、ゆっくりと息を吐きます。
(※息を吸う、吐く、の比率を1:1~2に維持します。) - 快適に繰り返します。
テクニック(上級)
- 声門を部分的に収縮させ、摩擦音を生じさせながら、ゆっくりと息を吸います。
- クンバカをします。(ジャーランダラ・バンダ)

- 右手に親指で右の鼻孔を閉じて、左から摩擦音を生じさせながら、ゆっくりと息を吐きます。

(※比率はあまりこだわらず、無理のない範囲で行いましょう)
効果
- 喉の不調や障害を解消します。
- 血液循環と新陳代謝を促進します。
- カパ体質(粘液体質)の障害を取り除きます。
- ナディ(気道)を浄化します。
- ヴィパリータ・カラニやハラ・アーサナなどのムドラーの要素があるアーサナをしている途中に行うことができます。
- 立位や歩きながらでも行えます。
- 緊張感を緩和し、心を鎮静化します。
- 肺の可動域を広げます。

まとめ(一言)
「声門を半分閉じた摩擦音」を表現する時に、「ダースベイダーのような音」と説明するとわかってくれる人が多いです。
ダースベーダーのように大きな音ではなく、ウジャーイは小さく微かな音なのですが、わかりやすい例えがあって助かっています^^
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