
概要
ジフヴァは「舌」、バンダは「締め付ける、結ぶ」という意味です。
バンダはバンド(ベルトのこと)が語源と言われています。
舌先を口蓋に強く押しあてる技法で、プラーナーヤーマ(呼吸法)の前準備としてのクリヤー(浄化法)として用います。
テクニック
- 快適な姿勢で座ります。
- 舌先を口蓋の中央辺りにあて、口を縦方向に開けます。
- 更に舌先表面を口蓋に強く押しあて、鼻先を凝視します。呼吸は自然呼吸で5秒~10秒ほど保持します。

- 下を緩めて、口を閉じます。(※緩める時に舌が鳴ります)3~6回繰り返します。
効果
- プラーナーヤーマの前準備として有効です。
- 扁桃腺炎などの喉のトラブルを予防します。
- 首、顔、舌の緊張をほぐします。
- 唾液量が増えます。

広美
唾液には6つの作用があります。
- 溶解作用(味覚)
- 洗浄作用(洗浄)
- 抗菌作用(病原微生物抑制)
- ph緩衝作用(細菌の繁殖抑制)
- 保護作用(虫歯予防)
- 円滑作用(発音や会話)

さらに消化作用、若返り作用、抗ガン作用など、唾液にはたくさんの作用があります。
まとめ
舌は通常、口蓋の前歯近くについているのが正常な状態です。もしも下の前歯を押していたり、上下の歯に舌が挟まれているなどの状態であれば、舌を口蓋にあてる習慣をつけましょう。舌は筋肉ですので、習慣づけると徐々にクセがついてきます。
ジフヴァ・バンダのように一時的に緊張させることで、こわばっていた筋肉を緩めることができます。
舌が緩めば、顎も緩み歯や頭部の不調も改善されます。
舌を柔軟にすることはヨガだけが有効ではなく、全身の健康にもつながります。

リンク
リンク
コメント