podcast版 Yogaだより

Yogaだよりを音声で聴けます

詳細はこちら

蓮華座(パドマ・アーサナ)

左の腿の上に右の足を置き、同様に右の腿の上に左の足を置く。背後で腕を交差し、両手で他方の足の親指をしっかりとつかむ。顎を胸に押し当てて、鼻頭を凝視する。これはパドマ・アーサナと呼ばれ、すべての病気を破壊することができる。

ゲーランダ・サンヒター第Ⅱ章8節

概要

パドマ蓮華、蓮の花という意味で、両足蓮華の葉を、両手咲いている花を現します。蓮華はインドの国花で様々な神が蓮華の上で座位や立位で表現されています。
またヨーギー(ヨガの行者)も蓮華の上で瞑想している姿で表現されていることが多いです。水面に咲く蓮華はとてもきれいですが、その根や茎は泥の中にあります。ヨーギーはどんな汚れた世界に身を置いても、真実を観て泥に染まらないように生きていきます。
ハタ・プラディピカー、ゲーランダ・サンヒター、その他の古典テキストにも必ず載っている重要なアーサナです。瞑想用、プラーナーヤーマ用のアーサナで4大アーサナの1つです(ハタ・プラディピカー)

テクニック

  1. 両足を伸ばして座ります(ダンダ・アーサナ)
  1. 右足の膝を曲げて、左太ももの上に乗せます。
   写真は左足を乗せています
  1. 同様に左足の膝を曲げて、右太ももの上に乗せます。
hiromi
hiromi

左足が右太ももに乗らない場合は右足の下に入れて、アルダ・パドマ・アーサナで座りましょう。

   アルダ・パドマ・アーサナ
  1. 手の親指と人差し指を合わせてギャーナムドラを結び、膝の上に置きます。または手のひらを上にして、左手の上に右手を重ねて踵の上に置きます。
hiromi
hiromi

5からはプラーナ(気)の調整テクニックです↓

  1. 鼻先を凝視して(ナーサーグラ・ドリシティ)、顎を胸につけて喉を締めます(ジャーランダラ・バンダプラーナを引き下げる
  2. 肛門を引き上げるように締めます(ムーラ・バンダアパーナを引き上げる
  1. 快適に保持したら、ゆっくりとバンダをゆるめ足をほどきます。

アパーナとプラーナについて

プラーナは身体で働いている場所が違い、それは5つに分かれます。それをパンチャ・プラーナと言います。パンチャは「5」という意味です。
①アパーナ
②サマーナ
③プラーナ
④ウダーナ
⑤ヴィヤーナ
今回はパドマ・アーサナにおける①アパーナと③プラーナの役割について解説します。

①アパーナ
おへそから下にかけて働いているプラーナで、大腸、腎臓、肛門、生殖器などにエネルギーを供給します。大小便などの排泄、精液や月経の流れを支配するエネルギーです。
5つのプラーナの中では最も重く、絶えず下へ下へと流れます。この下方へ向かいやすいアパーナを引き上げるのが、ムーラ・バンダです。

③プラーナ
広い意味でのプラーナではなく、5つのプラーナの中の1つです。喉から横隔膜の上部間で働いているプラーナで、呼吸器官や発声器官や喉など、そしてそれらに関係した筋肉や神経を活発にします。
このプラーナは軽いので、上へ上へと向かう傾向にあります。それを引き戻すのが、ジャーランダラ・バンダです。

まとめ
パドマ・アーサナでアパーナとプラーナのエネルギーを逆流させることによって、その中間(腹部)で合流し、新たなエネルギーが生まれます。相反するエネルギーを合一することで意識や心が解き放たれ自由になります。意識とプラーナは複雑に絡み合い、肉体はその表れに過ぎません。

効果

  1. 心身のパターンを整える
  2. 腹部大動脈から骨盤への血行を促進する
  3. 尾骨神経、仙骨神経を活性化する
  4. 瞑想とプラーナーヤーマに有効

教室風景

股関節や膝の痛み、こわばりを感じている人が多く、初心者の方はまず床に座ることが困難に感じるでしょう。座法に入る前にしっかりほぐすアーサナをしてからスカ・アーサナ→アルダ・パドマ・アーサナ→パドマ・アーサナと徐々に進めていきます。
アーサナは「アス(座る)」という語源からの言葉です。様々な身体トレーニング用のアーサナは「座るため」にあると言っても過言ではありません。

まとめ

情報が溢れ「ただ座る」ことがとても難しく感じる世の中になりました。心の不安や恐れを直視して、深く内観しなければ周りに振り回されます。情報を遮断する時間を取り、意識や呼吸を整えて自分軸をしっかり保ちましょう。混乱している時ほどセルフヒーリングをおすすめします^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました